ムク木コラム
木のみ木のまま

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 カフンケアウォターについて

平成18年12月
山川元志

 建築屋なのに化粧水を発売した、それがカフンケアウォターである。
 原点は10年ほど前、短期大学のゼミで卒論指導したことに始まる。
 詳細は省くが、20年来の鼻炎症のM子さんが一日30回の鼻かみ回数が1/10に激減。マンション1階の湿気の多い部屋で就寝していたが、寝るときのケアが激減に導いた。
 その後自律神経失調気味で花粉症の社員もいろんな活用をする中、可能性とともに課題・限界・問題点等、様々なことが見えてきた。それらを克服する中、改良を加え開発したものである。
 その後化学物質過敏症で苦しんでおられる方々との出会い、シックハウスで苦しんでおられる方々からの相談、教えられることばかりであった。

 これらの機能不全はひとつの共通性もあり、人の自律神経の狂いが根底にあることは明らかである。これらに対する現代の医療行為は、自律神経を正常化する治療ではなく、むしろ一時的な治療成果を求めるあまり、かえって自律神経をおかしくする治療が医療として施されているように思う。自律神経の正常化の王道は、食を正し、きれいな空気を吸い、適度な運動をし、きちんとした生活リズムを守る、そして生きる精神力を持つことである。

 そうした観点から見たとき、住まいは雨露と寒暖をしのぐだけでなくじつは「きれいな空気」を提供する重要な役割を担っている。だから20年来の鼻炎も、彼女の24時間の生活を出来るだけ多くの時間を「きれいな空気」に変えることによって、鼻かみ回数が激減したものと推察できる。
 花粉症の場合はどうか、花粉やダニの死骸などのアレルゲンの飛散は異種蛋白として生体の自律神経を狂わす元凶である。不思議なことに良い木材で造られた空間はこうしたアレルゲンの影響を緩和する力を有している。それはサイトカンや免疫細胞への影響から容易に推察されるのである。よってムク木の家や空気のきれいな田舎では花粉症は少ない。その一方新建材のシックハウスと思われるような、家屋の新築やリフォームあるいはマンションに移ったことがきっかけで花粉症になった人が意外と多いのだ。これは建築屋としての直感である。

 化学物質過敏症の場合はどうか、シックハウスなどから始まり、あらゆる超微量の化学物質や電磁波にも反応し、その悲惨さは言語を絶するものである。その回復には「ありとあらゆる自律神経を正常化する試み」しかないのではと想像される。

 カフンケアウォターはいわば、「木の香りを楽しんで簡便に空気をきれいにし、肌のイライラ感を安らげるもの」と表現すれば理解されるだろうか。難しい理屈はさておき、木材から生まれたカフンケアウォターの気持ち良い天然の薫りを、上手にいろんな場面で活用していただきたい。新発見がいろいろあるのではと思う。

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