ムク木コラム

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 ムク木の家の価格について

平成15年2月
山川元志
一般に木の家(とりわけ本物の木をふんだんに使った家)は、高いと言われる。
実際に「一般メーカーの住宅」と、志木の「ムク木の家」の価格を比べてみると、一番違うのは「木工事費」である。
単純化して言えば、志木では、一般住宅メーカーよりも、木材量を1.5〜2倍使う。
高級材を使うので、値段も高く、メーカーに比べ、ざっと3倍の木材費がかかる。
メーカーが総建築費で7%の木材費のところ、21%の木材費を使う。
またそれに応じ、木材加工と組み立て費も3倍かかるので、メーカーが6%のところの人件費を、18%必要とする。つまり材工合わせると、木工事費を13%で済ませるメーカーに対し、志木では39%使っていることになる。つまり、26%高くつくという計算になる。
その上、仕上げ材にもムク木を使うとなれば、確実に30%近くは木工事が高くなる。
しかしながら、メーカーの場合、営業マンや展示場など、販売経費で一般に30〜40%使っていると言われるので、志木はそのコスト分のかなりを木工事費に振り向けるので、実は、私たちの作るムク木の家と、メーカー住宅の総額は、変わらない。むしろ安いということもありえる。
仮にメーカーが、志木と同じだけの木の仕事をするなら、当然工事は3割以上高くなる。ムク木の家をあきらめ、木工事費もきりつめ、仕様も落とせば、2−3割安い建て売住宅の価格帯になる。
 住宅の価格は、木工事だけではない。設計から仮設、基礎、屋根、板金、左官、建具、造作工事など、多岐にわたる。これらが一品生産になれば、それだけ手間が上乗せされるのも現実である。そのため志木では、仕様は本物で、自由設計と変わらずとも、プランを限定した企画住宅も提案している。(詳細は志木までご相談ください。)

いまひとつムク木の家を造る上で、ムク木の家であることは妥協できないが、低コスト化のため、ムクのフローリングについては、海外生産もまじえている。
一般建築材も、用途を決めて、適材を原木から自社工場で製材加工している。
そうすることによって、構造材はもとより、内外装材や建具材、造作材にいたるまで、とことんムク木で本物の材の使用が可能になっているのである。
原木から設計と施工が一致してこそ、ムク木の家造りは可能であるし、流通コスト削減にも役だっている。

志木では、十数年まえから「軸組パネル化工法」に取り組み、真壁のパネルと12pの太い檜柱使ったユニークな工法を守り、今も発展させている。
今後ともムク木の家ということで、新建材の家とは全く別の「道」を歩む決意である。

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Shiki ムク木の家で暮らそう
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